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2005.09.07

エクアドル 商品企画の旅1

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キトからコタカチへのバスに乗り込む。窓から入ってきた強い風に怯んで声を出すと、前の座席の男の子がささっと窓を閉めてくれた。お礼を言おうと思って身を乗り出すと、その子の隣の席には飴やクッキーのカゴが置いてあり、彼が物売りの少年だということが分かる。窓を閉めたときのあまりにも自然な仕草と心遣い、一人で働くにはとても小さい背中に頭がいっぱいになって、結局、お礼は言えずじまいだった。「飴を買ったってよかったのにな」と、後から後悔する。エクアドルの大人と一緒に仕事を作ること、子供が働かなくてもよい世界をつくること、私たちにはどのくらいできるだろう。


サンタロサに向かうバスの中で、カブヤグループのメンバーの一人、カルメンおばさんに会った。
彼女の最近の水筒ホルダーの模様は独創的で、「これ誰が作ったんだろう?」と、商品を検品する際に名札をみると彼女であることが多い。私がバスの運転手とカブヤの生産者組合について話していると、「実は私もメンバーなのよ」と言って、後ろから背中をつつかれた。なつかしい顔!「カブヤの帽子をかぶっていたから、声をかけようと思ってたの。あなただったのね!」彼女の隣の席の知らないおじさんや、そのおじさんがつれている子供、私の隣の席の女性を巻き込んで、生産者グループの話になる。その周りの人たちも多分耳をそばだてて聞いている。「糸の染色も自分たちでしているの?」「売り先は日本だけ?」「何人くらいでやっているの」。興味津々の顔で、次つぎに質問をし、みんなだんだんと羨ましそうな表情になる。そのときのカルメンおばさんの誇らしそうな顔ったらなかった。

つづく

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